プログラム概要このページを印刷する - プログラム概要

国立病院機構佐賀病院の概況

 当院は、佐賀市の中心部より北西約2km、JR佐賀駅より北方約1kmの国道34号線に面した位置にあり292床15標榜診療科、常勤医師52名の急性期型総合病院で、がんおよび成育専門医療施設として位置づけられている他、4,200人以上の時間外患者と2,600人以上の救急車搬送患者を受け入れ2次救急病院としての機能を担っています。
概況グラフ

初期臨床研修における当院の特徴

 最善の医療を提供するためには、まず、問診、身体所見から段階的に検査を進め、正しい診断もしくは病態を突き止めることが大切です。当院は2次救急を担う急性期型総合病院であるという性質上、多様な愁訴を抱えた未診断の患者さんが多く来院され、治療の方向性を判断する重要なターニングポイントとなります。厚生労働省は臨床研修においてプラーマリーケアを最重要視しており、まさに当院は、救急外来を含めた初期対応を学ぶのに最適な環境であると言えます。

 また、日常診療で遭遇することの多い疾患が数多く経験でき、そのほとんどが院内で解決できる診療体制をとっていることも当院の強みです。中規模病院で各診療科が有機的に機能しながら診療していますので何でも相談でき、また問題解決が早く、例えば内科の研修をしながら外科手術を学んだり、小児科を研修しながら産科を学んだりといった診療科を横断するような実地医療を経験することにより実践的医療とチーム医療の心がけを身につけることができます。

プログラムの詳細

 当院にはこれまで2つの基幹型プログラム(佐賀病院プログラム:定員4名、葉隠プログラム:定員2名)があり、定員は合わせて6名でした。症例数の増加とともに医師の増員による指導体制の拡充が評価された結果、これまで5名であった定員が、令和3年度から1名増の6名とすることが承認されました。
令和5年度開始のプログラムからは、2つあったプログラムを佐賀病院プログラムに一本化することとし、また、合わせて6名であった定員が7名になることも承認されました。

 佐賀病院プログラムでは、1年目に内科6カ月、外科(救急・麻酔を含む)6カ月を研修し、臨床医としての基礎力、総合力をしっかり身に付けたうえで、2年目に地域医療、産婦人科、小児科、精神科の必修科目、院内および院外での選択科目を回ります。以下に示す多くの協力型施設との連携により、各個人の将来の進路を見据えた選択研修をアレンジすることができます。産婦人科、小児科については、佐賀県唯一の総合周産期母子医療センターである当院で、特に密度の高い専門的な研修が可能です。ここ数年研修希望者が定員を超えており、研修医数は右肩上がりとなっています。

 病院見学会を随時行っていますので、ご希望の方は管理課までご連絡ください。
研修医数の推移

協力型臨床研修病院

  • 佐賀大学附属病院
  • 長崎大学附属病院
  • 佐賀県医療センター好生館
  • 肥前精神医療センター
  • 新古賀病院
  • NHO川棚医療センター
  • 唐津赤十字病院
  • NHO嬉野医療センター

研修協力施設

  • 長崎県五島中央病院付属診療所奈留医療センター
  • 満岡内科消化器科医院
  • ぶどうの木クリニック
  • 唐津市民病院きたはた