ご挨拶
当院院長よりご挨拶

当院は“人に優しく、仕事に厳しく”というスローガンを掲げ優しい病院、そして質の良い医療を提供する病院を目指しております。

“仕事に厳しく”というのは質の良い医療を提供するためにプロフェッショナリズムを実践していく、すなわち知識、技術を磨き、緊張感をもちながら仕事を行うという意味であります。
当院は平成22年佐賀県唯一の総合周産期母子医療センターとして認定を受け、平成23年より地域医療支援病院となりました。また佐賀県より特定二次救急医療機関として指定を受けており、昨年10月より地域包括医療病棟を導入いたしました。
地域包括医療病棟の役割は軽症・中等症の多い高齢者の救急搬送・入院の受け入れ先となり理学療法士2名及び専任の管理栄養士1名を病棟に配置し、急性期の手術や治療を入院直後より回復期のリハビリテーション施設、在宅医療への移行を支援するために、患者さんが可能な限り自立した生活を送れるようサポートします。
医療と介護のサービスをシームレスに繋ぐための病棟で今後増え続ける自宅や施設での転倒による骨折や誤嚥、市中肺炎などの高齢者救急が高次な医療を担う佐賀県医療センター好生館や佐賀大学医学部附属病院などの三次医療機関に集中しないよう当院がしっかりと特定二次救急医療機関の役割を果たすためにも重要な病棟となります。
また三次からの下り搬送の受け入れも担い、そのような患者さんを早期のリハビリ介入によりADLを落とさないまま、回復期の先生方の病院、施設へ引き継げるよう橋渡し的な役割を果たせればと考えております。
高齢者救急を中心に周辺施設の皆様と連携をとることが「赤ちゃんからお年寄りまで患者さんにやさしい病院」を基本理念とする当院の役割であろうと考え ております。病病連携、病診連携を強め益々近隣の先生方、患者さん方のご要望に応えられるよう職員一同努力して参ります。どうぞ宜しくお願いいたします。
当院副院長よりご挨拶

約10年に及ぶ工事を経て、漸く植栽も終え、佐賀病院は新しい建物に生まれかわりました。残念ながら入れ物は今後古くなる一方です。
しかし中で働く職員は決して古びる事がないように、それぞれの立場で日々新しいことを学び、進化すべく努力を続けることが責務と考えております。
また、当院は研修医、看護師など若い医療従事者を迎え、教育にも力を注いでおります。
各人の研鑽の上で院内のスタッフが患者さんを中心にチームとして協力し、さらに院外の医療機関、介護施設等とも連携をとりつつ地域医療に貢献していく所存です。
高度で安全な医療の提供はもちろんですが、やさしく思いやりのある病院と評価されることを目標にしてまいりたいと思います。