5病棟
病棟の特徴
5病棟は、外科、泌尿器科、皮膚科、眼科の混合病棟で、乳房の手術や胃・腸・胆のう・ヘルニアの消化器系手術、さらに上部尿路疾患、白内障に対する手術を行っています。また、乳がんや消化器、泌尿器系のがん患者に対する化学療法や放射線療法、ターミナル期の緩和医療を行っています。皮膚科は、皮膚悪性腫瘍切除術や帯状疱疹、蜂窩織炎、薬疹などの患者を受け入れています。外科系の患者に限らず、地域連携施設からの紹介患者や救急車で搬送された患者の緊急入院を積極的に受け入れています。救急患者の受け入れや周術期などの急性期から、がん患者などのターミナル期まで、幅広い医療の提供を行っています。
看護の概要
1)看護方式
固定チームナーシング+受け持ち看護師制2)看護の特徴
看護は急性期からターミナル期の看護まで幅広く、固定チームナーシングと受け持ち看護師制の併用により、あらゆる患者の病態・治療・状況に応じた個別的な看護の提供に努めています。毎日の看護カンファレンスで患者の看護を話し合い、常により良い看護を追求しています。また、クリティカルパスの活用により、入院から退院まで入院生活をスムーズに送れるように看護しています。乳がん看護は、ブレストナースが中心となり、乳がん患者家族のサポートを行い、乳がん患者の会「コスモスの会」の活動を支援しています。また継続して乳がん看護に関する研究に取り組み、学会発表しています。
化学療法を受ける患者の看護は、専門的な知識を持った看護師がCVポートの穿刺から安全な化学療法の実施に努めています。また患者の状態・希望に応じて入院での 化学療法を実施しています。
ストーマ造設患者の看護には、ストーマチームが中心となり、ストーマの自己管理、パウチの選択、退院に向けた支援を専門的に実施しています。
ターミナル期の看護として、積極的な苦痛軽減に努めながら、患者がその人らしく最期まで生を全うできるよう、緩和ケアチームと連携し、病棟看護師一丸となって支援しています。
3)スタッフ教育
- 院内のラダー教育に合わせ、教育委員を中心にし、看護実践能力の育成および日々の看護経験から成長できる看護師を育成しています。
- 患者の急変に対する対応力の向上のため、定期的に急変時シミュレーション演習を実施しています。
- 各診療科の疾患や看護、技術について、毎月病棟学習会を開催しています。